[2004.05.27]
  テレビのお話


 ▼Online trading of TV episodes grows(USA TODAY)【英語】
  http://www.usatoday.com/tech/webguide/internetlife/2004-05-20-tv_x.htm


 いまの音楽業界のように,笑われて馬鹿にされて相手にされなくならないように,できるだけはやく,すべきこと。

quote:テレビの最終回を観逃した大学生は再放送をまったりしない。代わりにダウンロードしている。ネット上にはどれほどのテレビ番組があるかわからないほどだ。動画のダウンロードには時間がかかるが,大学生は気にしない。とある大学生は云う。「パソコンで『シンプソンズ』とタイプし,話数を選んで夕食に出る。戻ってきたらそれを観る」。音楽産業がMP3共有を行ったユーザーを訴えているのに対して,テレビ番組に対して訴訟は行われていない。が,業界ではそれを検討中だと発言しており,さらにテレビ番組にスクランブルをかける立法も進めている。

 前にも書いたことがあるかもしれないが,わたしはいまは関東圏に住んでいるので好きな番組を観られるが,子どもの頃は地方に住んでいた。で,その地方には民放が2つしかなく(いまは増えて3つになったらしいが),当然放送されない番組の方が多い。だがもしいまなら,バコバコ落としてそのぶんを取り戻せただろうと思っている。実際にいま,地方在住者でnyやmxで観られない番組を落としている人は多いだろう。それを悪いことだと云う気もない。なぜ悪いのかもわからないし,わかる気もない。

 さっさとネット上で,すべてのテレビ局がリアルタイムで24時間放送すればいいだけの話だ。そうすれば保存目的の人以外はファイル共有ソフトでダウンロードしなくなるだろうし,なにより視聴率の概念も変わる。いままで多くて2000万人程度だっただろう視聴者は,世界中で観られるのだから数億人になる。それによってテレビ局は,広告収入を変化されられるだろう。キー局と地方局(ネット局)の関係が崩れる? それが視聴者にどういう意味があるって云うのか? キー局のある関東圏でもUHFによる地方局はちゃんと存続している。地方局は新しい存在意義をみつければいいだけだ。ネットワークによって音楽業界も出版業界も_すべての_考えを改める必要があるのだが,当然テレビ業界だっておんなじだ。考えを変えられないのなら,すべてのユーザーから鼻で笑われて,終末を迎えるだけの話だ。

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